特長特長

「アクアロード」は道路下で長期に使えるほか、さまざまな特長を持っています

近年多発する局所的で急激な集中豪雨<ゲリラ豪雨>による道路の冠水対策として、「アクアロード」は、道路地下空間を有効に利用することが可能です。道路地下に適用可能な樹脂製貯留浸透槽の構造部材として土木系材料・製品・技術および道路保全技術において、実構造物による舗装走行試験で道路地下に、適用可能であることが証明されました。

建設技術審査証明で認定された特長

道路下に適用可能な樹脂製貯留浸透槽の構造部材である「アクアロード」は、『強度特性』、『クリープ特性』、『構造特性』、『耐久性』、『施工性』、『貯留・浸透機能』、『維持管理性』につき、(一財)土木研究センターの「建設技術審査証明事業(土木系材料・製品・技術、道路保全技術)」により審議され、建技審証第1012号を交付されました。
一般財団法人土木研究センターでの実構造物による走行試験で、道路下に適用可能であることが証明されています。
そのため道路下にも、雨水貯留槽を構築することが可能になりました。

建設技術審査証明書

強度特性/クリープ特性大型車両にも対応可能

車道下に適用可能な強度、変形性能を有し、交通荷重等の繰り返し荷重に対し、長期的に安定した材料であることが確認されています。
また、長期荷重でもクリープ変形が小さい特性があります。
複数の台形状の山を組み合わせた立体形状と、リブを組み合わせて強度を上げた構造で、大型車両(25tトレーラー・10tダンプ)の走行を想定したT 荷重に対応しています。

クリープ試験
クリープ試験

構造特性車両通行道路地下に適用可能

車両が往来する道路下に、構造部材として安心して使用できます。
(設計CBR*値3% の路床としての構造特性があります)

※CBR(California Bearing Ratio) は地盤試験のひとつで、CBR 値は路盤材料を評価するための指標となります。

走行実験状況
走行実験状況

耐久性熱、薬品、天候に対する長期安定性

耐熱性、耐薬品性、耐候性が高く、長期安定性を備えています。

耐熱性を評価する圧縮試験状況
耐熱性を評価する圧縮試験状況

貯留・浸透機能空隙率が92%以上

92%以上の空隙率があり、貯留浸透槽の構造部材として十分な貯留・浸透性、耐圧性、吸出し防止性を備えています。

「アクアロード」
「アクアロード」

施工性連結部材なし、人力で組み上げ可能

部材が軽量のため敷設作業が容易であり、従来工法に比べ施工性に優れています。
また、嵌合部材を使わず組み上げるだけの簡単な施工のため、急速施工が可能です。
「アクアロード」の製品形態は、フルサイズの他、ハーフサイズ、クォーターサイズをご用意しています。必要に応じて、現場にて上記サイズにカットしてご使用いただくことも可能です。

連結部材なし
連結部材なし

維持管理性堆積物を容易に除去可能

高圧逆噴射ノズルを使用して、「アクアロード」の内部に溜まった土砂を洗浄することが可能です。
内部に流入した堆積土砂の除去が容易で、洗浄性に優れています。

高圧逆噴射ノズル
高圧逆噴射ノズル

積水化成品内で確認した特長

安定性千鳥配置の連結で構造物を一体化

「「アクアロード」の部材を90度回転させながら、千鳥配置に積み重ねていくことにより、部材が連結しあい安定性に優れた構造物にすることができます。
部材同士が連結することで、水平荷重に強い構造体になるため、地下埋設時に偏土圧が作用しても安定しています。

90°回転して積み重ね

運搬性高い収納効率

移送・保管時は方向を合わせて積み重ねる(スタッキング)ことにより、コンパクトに収納できるため、運搬車両を減らし輸送コストをおさえることができます。また、保管スペースも小さくすることができます。

スタッキング状態